企画展「多摩ニュータウンノ色」
開催日: 2023年11月23日 - 2024年05月27日
風景には、地域らしさをもたらすさまざまな要素が含まれ、建築物は重要な要素のひとつです。建築物には形と色の情報が含まれていますが、多摩ニュータウンの集合住宅の色は多摩ニュータウンらしい風景を形成する要素の一つであると考えられます。また、集合住宅では定期的に外壁の塗り替えがおこなわれており、多摩ニュータウンでは色の変遷もあります。
そういったことから、市民有志で調査団を結成し、現在の多摩ニュータウンの団地外壁の色を記録するための調査を実施しました。また、当館が所蔵する写真資料などをもとに過去の集合住宅の色についても調査をおこない、それらの成果を取りまとめ、展示をおこないます。
色という視点から、多摩ニュータウンの特徴やアイデンティティについて考えてみませんか。
展示情報
【会期】2023年11月23日(木・祝)~2024年5月27日(月) 10時~17時30分
※12/4(月)、12/29(金)~2024年1/4(木)、1/9(火)、2/26(月)、3/28(木)、4/22(月)、5/8(月)は休館
【会場】2F ミュージアム
【料金】入場無料
【展示構成】
第1章 マチノ色
いつもの風景。色んな形、色んな色の建物があります。街の色についての基本的な情報や、建物の色の地域らしさなどを紹介します。風景の中での建物の色の重要性や、建物の色から地域らしさを考えてみましょう。
第2章 多摩ニュータウンノ色
調査地である多摩ニュータウンの基礎情報と、多摩ニュータウン内の公的機関(UR、東京都、東京都住宅供給公社)によって開発された団地の外壁の色について、市民有志の調査団で調べた結果を紹介し、色から多摩ニュータウンの風景の特徴を考えます。
第3章 色ノウツロイ
団地では定期的に改修があり、壁の塗り替え時に、前とはちがう色を塗る場合があります。逆に変わらないこともあります。移ろうものだからこそ、記録する必要があるのです。建物の色と時代の関係を見てみましょう。
主催・お問い合わせ
主催:多摩市 パルテノン多摩共同事業体
お問い合わせ:パルテノン多摩共同事業体 事業課 学芸担当 042-375-1414