まちと芸術をつなぐ!
パルテノン多摩レジデントアーティスト

パルテノン多摩では、地域貢献事業のひとつとして、市内の学校や、コミュニティセンターなどで舞台芸術の喜びや楽しさを幅広い層に伝えるための活動を行っています。

この夏、この活動に一緒に携わっていただけるアーティストを募集したところ、たくさんのご応募がありました。ここでは、オーディションで選ばれた令和2年度のレジデントアーティストの皆さんをご紹介します。

■レジデントアーティストのご紹介

薄井 信介 うすいしんすけ

東京音楽大学卒業。第74回読売新人演奏会出演2006年〜2013年まで東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に在籍。クラシック以外にも他ジャンルとの交流も多く、活動は多岐に渡る。2011年河瀬直美氏監督、ハシケン氏音楽「朱花の月」2018年同監督、小曽根真氏音楽「VISION」にてチェロ演奏を行う。

 

菊川 朝子 きくかわあさこ

作家・演出家・振付・俳優。1児の母。ママさんコーラス演劇「うたうははごころ」代表。演劇ユニット「Hula-Hooper」主宰。遅れてきたアイドルユニット「二人静」アコ。近年は、横浜アンパンマンこどもミュージアム「ワークショップ」構成台本・演出も行う。『大人が楽しい親子の居場所』を日々模索している。

 

Singer haru しんがーはる

高校時代3年間をイギリスに留学。中央大学法学部卒。心に届く歌声と絶妙なトーンが魅力のシンガー。自身の曲の他、年代・ジャンルをこえた様々なカバー曲も持ち味の一つ。ニッポン放送ライブ、よみうりランド、サマーランド、ディズニーリゾートホテル、永山・竹取の湯等に出演。関東を中心に精力的にライブ活動を展開。

 

鈴木 アツト すずきあつと

演出家・劇作家。NPO法人劇団印象-indian elephant-理事長。日本演出者協会「若手演出家コンクール2012」優秀賞、観客賞受賞。国際交流基金アジアセンターアジアフェロー(2015年)。新進芸術家海外研修制度研修員としてロンドンに留学(2015年~2016年)。日韓演劇交流センター委員。

 

鈴木 しゆう すずきしゆう

俳優。福島県出身。劇団青年座研究所を卒業後フリーランスとして活動開始。大村正泰に演技と舞踏、ヤン・スンヒにコンタクトインプロヴィゼーションを師事。2019年より稽古場シェアリングを掲げ、自主稽古場”たね”を開始する。たねの活動は「たねの日誌」として公開中。

 

関根 好香 せきねよしか

俳優。国立音楽大学リトミック専修卒業。演劇ユニット「思考動物」所属。2006年アヴィニョン演劇祭「ソウル市民」出演。様々なスタイルの作品に出演し、時には影絵や人形の操作なども行う。ファシリテーターとして、子供や高齢者に向けたワークショップにも取り組む。音楽ユニット「オトカバン」では、歌・アコーディオンを担当。

 

タカミ ナオミ

俳優・ファシリテーター・演出家・講師。演劇ユニットみつあみ主宰。桐朋学園芸術短期大学・文学座研究所卒業後、俳優として国内外の作品に多数出演。近年では乳幼児向け演劇の活動に注力。芸能事務所にて3歳〜中学生までの演技指導。調布市せんがわ劇場にてアウトリーチの運営、実施など多岐に渡り演劇に携わっている。

 

高田 有香子 たかたゆかこ

ピアニスト、音楽ワークショップリーダー。音楽ワークショップ「オトテバコ」メンバー。カーザ・ダ・ムジカ、英国LSO交響楽団所属メンバー等による音楽ワークショップトレーニングに参加し、研鑽をつむ。また、バレエピアニストとしても活動。東京文化会館ワークショップ・リーダー。東京家政大学非常勤講師。高田ピアノ教室主宰。

 

たけうちみずゑ たけうちみずえ

俳優。chon-muop所属。蜷川幸雄氏の元で俳優活動を開始。chon-muopは旗揚げから現在までの全公演に出演・制作に関わる。劇団外ではシンガポールなど海外でも出演。また、絵本を使った読み聞かせワークショップ集団えぽんずとして現在まで100回以上のWSを実施。せんがわ劇場DELメンバーとしても活動。

 

物集女 もづめ

演劇倶楽部『座』朗読塾に参加。「多摩の民話」公演参加。「こんぺいとうの会」「口寄席」「朗座」「えん女い」で活動の他、『物集女』として日本語を大切にした読み語り活動。落語芸術協会落語教室に参加の後、立川談修師に師事。「たまタマ多摩寄席」席亭の他、代修会で活動。シナリオクラブ/劇団「月のシナリオ」で活動。

 

安田カオル やすだかおる

東京都出身。劇団東京芸術座所属。ワークショップファシリテーター、俳優、演出、脚本。こどもたちから青少年、大人に向けた作品まで長年に渡り幅広いジャンルの演劇作品に携わる。2010年よりファシリテーターとしての活動を開始。日本全国様々な地域の小中高等学校で元気にワークショップを展開中!

 

りょーちん

即興パフォーマー /役者 /即興芝居講師。即興コメディパフォーマンス集団「ロクディム」メンバー。「演歌魔術師・赤羽根吾朗」、「愛の人・バス子」など数々のプロデュースなど行う。即興芝居のワークショップ(WS)を、俳優向け、親子向け、教育関係者向けなど全国で数多く開催している。

 

■レジデントアーティストの目的
1. 市民と交流を深めながら多摩市で活動するアーティストとして様々なイベントに参加する
2. シアターエデュケーション(※)への知識・経験を習得し、多摩市内の様々な場所に演劇・音楽を届ける
3. 公演/イベント/ワークショップの企画・制作を考え、実演する
4. 地域社会が求めている文化芸術に対してどう関わっていくのか考える
5. 多摩市で活動できる場をつくりだし、これからの活動につなげていく

(※)「シアターエデュケーション」
演劇や音楽のスキルを使ったワークショップ教育。社会包摂の拡充と支援の視点を基に、アーティストが学校などを訪問し、先生や職員の方々と協力しながら実施するワークショップの概念