公演・イベント情報
PERFORMANCE/EVENT

日本工学院八王子専門学校 声優・演劇科30期
卒業公演朗読劇「アサガオの雫」

開催日: 2026年02月04日 - 05日

催事情報

2026年2月4日(水) 18:00開演
2026年2月5日(木) 16:00開演/18:00開演
会場:小ホール
座席:入場無料 全席自由

あらすじ

「原爆投下から12年・・・。ヒロシマを生きた三人の若者の物語」
2025年7月。東京でグラフィックデザイナーとして働いている翔子は、仕事でつまずき、実家・広島に帰省した。
この先の人生に迷いがあることを打ち明けた翔子は、母・幸恵から一枚の絵を見せられる。
それは原爆症で亡くなった母の姉・喜美恵が描いていたアサガオの絵だった。
母は、その絵に込められた喜美恵の思いを語り始める。

時は遡り、1957年。
川の土手でいつも絵を描いている16歳の喜美恵は、東京から越してきた青年・和雄と出会う。
二人は絵を通して距離を縮めていったが、喜美恵は、戦争で自分だけが生き残ってしまった罪悪感から幸せになることを恐れていた。
そんな自分を受け入れ、優しく接してくれる和雄に喜美恵は次第に心を開く。
そして、広島の街が復興していくように自分も前に進もうと決心し、新たな目標を持つ。
しかし、既に喜美恵の体は病に蝕まれていた・・・。

主催者よりごあいさつ

2025年、戦後80年を迎えました。いずれ戦争を知らない世代だけで伝えていく時代がやってきます。
若者たちが、戦争を「歴史上の出来事のひとつ」としてではなく、日本で少し前に「実際に起きた事実」として見つめ、自分の事として捉え、戦争のない世界を未来に繋いでいってほしいという思いを込めてこの作品を創作しました。
戦争を知る入り口として、トラウマになるような恐怖心を与えるよりも、
人の悲しみや辛さといった感情や心の痛みを「自ら想像し共感する」ことも大切ではないかと考え、「朗読劇」という表現を選択しました。
「朗読劇」は役者が声のみで表現する世界。
視覚から得られる情報が限られる中で、声色や表情を読み取り、頭の中で物語を描いていきます。
この作品を通して、声優・演劇科30期の学生がこの二年間で培った表現力の集大成としてお届けいたします。

お問い合わせ

Tel:042-637-3241(日本工学院八王子専門学校 声優・演劇科直通)
mail:hasegawahr@stf.neec.ac.jp(長谷川)

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