ミュージアム企画展(多摩市立中央図書館開館記念連携展示)「描かれた多摩~絵図から見た江戸時代の多摩~」
開催日: 2023年06月01日 - 11月20日
多摩市には、今から150年以上前の江戸時代の絵図がたくさん残されています。
多摩市とその周辺地域は、多摩ニュータウン開発により、山や谷、道や川などの地形や人々のくらしが大きく変わりました。大きな地形の改変があった場所で、江戸時代の絵図はどのような意味を持つのでしょうか?
実は意外にも、現在の多摩ニュータウンでも江戸時代の絵図をたどることができます。川の流路を比較したり、開発前と開発後の地図を見比べることで、比較ができるようになるのです。
また、これらの絵図は現在の多摩市のもとになった、かつての村々の暮らしのようすも伝えてくれています。
ここでは、江戸時代から明治時代初期の絵図をご紹介し、絵図からさまざまな情報を引き出すコツをつかみながら、多摩ニュータウン開発のはるか前の江戸時代と現在の私たちの地域がつながっている様子をご覧いただきたいと思います。
※この展示は多摩市立中央図書館が7月1日に開館するのを記念して、多摩市立図書館、多摩市教育委員会のご協力を得て開催します。多摩中央公園内で開催される以下の連携展示もぜひご覧ください。(予定は変更となる可能性もありますので各施設案内をご確認ください。)
①多摩市立中央図書館「歌川広重『東海道五十三次』(復刻版)のすべて~一緒に江戸を旅してみよう~」(7/1-7/9)(共催:多摩市立中央図書館・岡田茂吉美術文化財団東京支部)
②旧富澤家住宅「多摩市立中央図書館開館記念特別展「旧富澤家とゆかりの品々~富澤家と新選組を中心として(仮)~」(7/1-7/30(予定))(主催:多摩市教育委員会)
※資料の保存のため、会期中に複製品(写真)と実物を入れ替えながら展示をおこないます。
展示更新のお知らせ
【期間限定公開】8月18日(金)~9月28日(木) 川欠明細図(寛保2(1742)年)を展示中!
江戸時代最大の水害ともいわれる「寛保2年の大水害」時の現・聖蹟桜ヶ丘駅付近の田畑の被害状況を報告した絵図「川欠明細図」の原本を期間限定で展示中です!*大きな絵図のため部分展示です。前半と後半で、絵図の展示箇所を変更します。
寛保2年の大水害の多摩市域のようすがわかるだけではなく、今はなくなった古い地名もよく残る絵図です。この機会に是非ご覧ください!
【終了しました】7月21日(金)~8月17日(木) 青柳村関戸村川原境図(延宝8(1681)年)を展示!
最も古い絵図のひとつ、延宝8年(1681)の青柳村関戸村川原境図の原本を期間限定で展示中です!
かつて多摩市域付近にあった青柳村(現・国立市)と関戸村の境界争いによってつくられた貴重な絵図です。この機会に是非ご覧ください!
【終了しました】6月30日(金)~7月20日(木) 多摩市立図書館所蔵・歌川広重の浮世絵3点を展示!
多摩市立中央図書館開館記念「歌川広重『東海道五十三次』(復刻版)のすべて」にあわせ、多摩市立図書館所蔵の広重の浮世絵3点を展示しています。(「名所江戸百景 玉川堤の花」、「諸国六玉河 武蔵調布之玉川」「冨士三十六景 武蔵多満川」)[終了しました]
ぜひ中央図書館の展示とあわせてご覧ください。(※中央図書館の開館は7月1日から、図書館の展示は7月1日~9日です。[終了しました])
開催情報
会期:2023年6月1日(木)~11月20日(月)
時間:10:00~17:30(休館日を除く)
会場:ミュージアム
主催・お問い合わせ
主催:パルテノン多摩共同事業体
お問い合わせ:パルテノン多摩共同事業体 事業課 学芸担当 042-375-1414