多摩ニュータウンの開発にあたっては、古くからの集落があった谷戸部は区画整理によって開発されました。
しかし、一軒毎の引き家方式による区画整理では、開発に時間が掛かり過ぎ、開発者はもとより、そこに暮らす人々にとっても弊害が大きいことから、地域側の働きかけによって「集団移転方式」が採用されました。この方式は落合の山王下で初めて採用され、その後、他の地区でも採用されました。
写真は、八王子市松が谷との境に作られた仮移転住宅で、区画整理が進められている間、土地の人々はここで生活をしていました。これらの写真に写る提灯や飾り付けは、落合白山神社の祭礼のものです。
- タイトル
- 昭和53年(1978)頃 山王下の仮移転住宅
- 掲載日時
- 2010/04/10(土)
- 分類
- 市民提供写真::小林一造氏撮影写真
- 所蔵先
- パルテノン多摩所蔵