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現在の多摩丘陵ではほとんど見かけませんが、かつては各所に「カヤ場」と呼ばれたススキ草原がありました。
土地を放置すると森になる多摩丘陵において、ススキの草原を維持するには定期的な草刈りが必要で、手間がかかります。
そのかわりにカヤ場は屋根材や家畜のえさなどの供給源として人々のくらしを支え、また草原を好む生物を育んできました。
今回の展示ではカヤ場と人々のくらしの関係や、カヤ場の生物多様性などをご紹介します。
また、東京都立大学牧野標本館のご協力により、牧野富太郎博士が東京都内などで採集されたカヤ場に生える植物の標本を21点展示しています。
普段は非公開でなかなか見る機会のない貴重な標本です。
会場についてのお問い合わせ:旧多摩聖蹟記念館 042-337-0900
展示内容についてのお問い合わせ:パルテノン多摩共同事業体 042-375-1414