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リートに対する天性の理解力、言葉と音楽の繋がりを知り尽くしたその的確な演奏、それらがプレガルディエンの演奏を
高価な真珠のようにきらめかせている。多くの優れた歌手に甲乙をつけるのは難しいことだ。しかし、ドイツ語ならではの語感、
そしてその様式美を考えた時、プレガルディエンが誰よりも正統なリート歌手としての魅力にあふれていると言わざるを得ない。
ゲースはピアノに望みうるすべてのものを引き出す力を持っている。そして、共演者の魅力を引き出す力こそ、
生来の室内楽奏者としての彼自身の魅力にほかならない。
【出演】
テノール:クリストフ・プレガルディエン ピアノ:ミヒャエル・ゲース
【曲目】
マーラー:さすらう若人の歌、
ブラームス:歌曲集
シューベルト:遊びにおぼれて(J.W.ゲーテ) D715、
歓迎と別れ(J.W.ゲーテ) D767、
夜の曲(J.マイルフォーハー) D672、別れ(J.マイルフォーハー) D475、
我が心に(E.シュルツ) D860、孤独な男(K.ラッペ) D800、
白鳥の歌より 我が家(L.レルシュターブ) D957,5、
母なる大地(F.Lストロルク) D788、月に寄す(J.W.ゲーテ) D259、
休みない愛(J.W.ゲーテ) D138、別れ(L.レルシュターブ) D957,13