ジャパン・チェンバー・オーケストラ(JPCO)は、在京の主要オーケストラのトップ奏者とソリストたちによって編成された、究極のアンサンブルである。現在そのメンバーは弦、管楽器合わせて24名。矢部達哉をはじめ強力なメンバーたちだからこそ実現したコンセプトは「指揮者なし」。コンサートマスターのローテーションも、このオーケストラならではである。1999年からは、パルテノン多摩を拠点にし、精力的な活動を行なっている。
レパートリーは幅広く、室内楽はもとよりフル編成の作品にも対応し、バロックから近・現代に至る。シンフォニー・オーケストラの持つダイナミックな表現力と、室内楽の主体的で緊密なアンサンブルを併せ持っているのも強みといえよう。さらに協奏曲のソリストにメンバーの名手を起用したり、20世紀の作品を積極的に取り込むのも特徴のひとつ。2000年より、ベーレンライター新版使用「ベートーヴェン交響曲全曲演奏」をシリーズ化、2001年からはピアニスト横山幸雄との「ベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏」を打ち出すなど、常に前向きな姿勢で楽界の注目を集めている。
すでにリリースされたライヴCDは、いずれも溌剌として瑞々しい感性にあふれたハイレベルな演奏で、新聞・音楽誌でも高い評価を得ている。

